【ランニングアプリ】オートストップ&スタート機能比較〜Nike Run Club & adidas running & Runkeeper
今年の7月(先月ね)もランニングに励み、今月の総走行距離も150kmを超えた。
ランニングのお供にはいつもの通りNike Run Clubのアプリを愛用しているが、夏休み期間中は並行してadidas runningやAsics Runkeeperも使ってみた。
そこで感じたことをまとめておきたい。
- 三大ランニングアプリ
- 私がランニングアプリで重視する機能・正確性について
- 比較方法
- 【結果】Nikeとadidas runningの差異
- 【結果】Nike Run ClubとAsics Runkeeperの差異
- まとめ
三大ランニングアプリ
ランニングアプリはいろいろあるようだが、グローバル度や今後の継続性を考えるとNike・adidas・Asicsの3つから選んでおくのが無難だろう。(根拠はない)
Nike Run Club
adidas running
Runkeeper
さてこの3つのアプリ、ナイキは元々自社で運用しリリースしていた無料アプリがそのまま進化している。adidas runningはRuntastic(ランタスティック)というオーストラリアの会社を買収して自社アプリとして運営、アシックスも同様にrunkeeperの運営企業であるFitnessKeeper社を買収している。
そういった由来の違いから、Nike社はこのランニングアプリは一貫して無料でリリースしている(有料プランはない)が、adidasとAsicsは一般的な営利企業が運営していた発祥から無料プランに加え、機能豊富な有料プランを有している。
上記3社にとってシューズやウェアの売上などランニング市場はとても重要視していると思われ、このランニングアプリのアップデートしながら使い勝手の良さのしのぎを削っている(多分)
私自身もこの3つのアプリは常に注目しているので、定期的にレビューしている。
私がランニングアプリで重視する機能・正確性について
さて私のランニングの基本は自宅近くからスタートして、そのまま市街を走りながら多摩川へ向かう。その後多摩川のランニングコースを走りながら、また市街に戻り自宅まで戻るのが基本パターン。(気分転換にコースは良く変えるが)
ランニングアプリは自宅周辺でスタートをタップしてから、ランニングポーチに収容して、その後自宅に戻ってストップをタップするまであまりiphoneをチェックすることはない。そんな中で重宝する機能は、ランニング中に信号などで止まると、アプリも時間差で自動的に計測をストップ、そして走り出すとまた自動的にスタートしてくれる。昔はそんな便利な機能はあるはずもなく、いちいち手動で止めたり、停止時間が短ければ放置していたりしていたが、アプリはどんどん進化している。
そして同時にadidas runningもAsics Runkeeperもその機能が付随するようになっている。
ということで、各アプリのオートストップとオートスタートの機能の精度について比較してみることにした。
比較方法
比較方法は残念ながら極めて個人的だw
過去10年に渡って記録しているNike Run Clubは手放せないので、Nikeとadidas、Nikeとasicsとそれぞれ同時計測運用してみた。
- それぞれ2つのアプリを同時にスタートさせる。
- 信号停止時はそれぞれのアプリのオートスタート・オートストップ機能を有効にして、手動では止めない。
- ランニング中は最後のゴールの停止ボタンをタップするまでアプリには触れない。
前回の比較は同時計測でどれくらいの距離差が発生するのかが重点項目だったが、今回はオートスタート・ストップ機能による時間差がどれくらい発生するかが比較の大きなポイントである。
ちなみにタイムはとても遅いがそこは気にしないで欲しい、暑いしね(笑)
【結果】Nikeとadidas runningの差異
Nike | adidas | |
距離 | 10.0 | 10.6 |
時間 | 1:10:11 | 1:10:16 |
平均 | 7:01:00 | 6:37:00 |
Nikeとadidasを同時に計測するとadidasの方が距離が長く傾向に変わりはない。ただ時間は5秒ほどの差異しかない。結構たくさん信号停止をしたが、10km走りながら全てオートスタート・オートストップでのこの時間差はほとんどないと言って良いだろう。
しかしながら600mという距離差は少し許容し難い差で、1km平均に換算すると7:01と6:37と1kmあたり24秒差が発生していることになる。
スプリットを見ると、Nikeが1kmあたりのタイムが早くなることは全くない。ちなみに別日にも11kmをランニングしてNikeとadidasと比較してみたが640mの距離差があったので、以前より距離に差異があるのは変わっていないようだ。
この距離差が発生する問題については、また別の機会に調査をしたい。(現在はどちらが正しいかの判断はしない)
【結果】Nike Run ClubとAsics Runkeeperの差異
この時はNIke Run Club基準で10km走った。同時計測の結果、Nikeは1:13:53、Asicsは1:14:49と56秒のタイム差が発生した。距離差は360mとNIke/adidasの半分少しである。
別の日にも同様の計測をしてみたが、やはり1分少々のタイム差があった。
よくよく確認してみると、信号停止時にストップしてからNikeは3秒程度で計測ストップ、Asicsは7秒程度してから止まった。ところが信号が青になりスタートするとほぼ3-4秒程度でNikeもAsicsも同時に計測スタートするので、Asicsが時間が長くなる傾向があることがわかった。
自分で目視で確認してみたが、信号停止から7秒での計測停止は少し長いね(笑)
Nike | Asics | |
距離 | 10.0km | 10.36km |
時間 | 1:13:53 | 1:14:49 |
平均 | 7:23 | 7:13 |
やはりタイム差が気になるかな〜。
スプリットタイムはマチマチで今回はあまり参考にならない。
まとめ
オートストップ・スタート機能については、この調査した2020年7月段階では、
Nikeとadidasはほぼ同じ感覚で利用できるのに対して、Asicsは信号停止してから計測が停止するまで少し時間を要するので、どうしても同じ時間を走っても時間が長く出てしまうのが現状。
あとは相変わらず、同じ場所で走っても距離差が出るので、次回は多摩川で距離が出ているところで、1kmもしくは2km走ってみてNikeとadidas、Asicsでどう差異が出るのか調査をしてみようと思う。
※この計測は2020年7月に調査したもので、今後のアプリのアップデート状況では変わる可能性もあるのでそれを念頭にご理解頂きたい。